厚別川は札幌市内で2番目に長い川で総延長約42キロに及び、かっては洪水のたびに氾濫して流路が変わり、その度に新しい川が出来たことから、アイヌ語で「アシリ・ペツ(新しい川)」という名前が付いたとの説もある。ともあれ、北野公園を出外れて北野橋から厚別川沿いの堤防を下流(北)に向かって歩を進める。厚別川の右岸左岸とも比較的狭い河川敷は、今時どこでもかつでもパークゴルフ場に整備されて、付近の住民の丹精かコースのそこかしこに花壇が設けられ、季節の花々がグリーンの芝生に色を添えている。
(厚別川地図)
(川中の堰)
(北野中央公園)
川中には所々に低い堰が設けられて、川の水流にアクセントを添えている。歩行の途中、散歩する人々も行き交うなか箇所かの橋を越えながら、正面に白石サイクリングロードに架かる虹の橋のアーチが見えてくると、今日の歩行プランも終わりになる。特別養護老人ホーム「清幌園」のシャレたエントランスを見て「東北通」に入り、「柳瀬橋」の袂のバス停で札幌駅方面行きのバスを待つ。東北通は、月寒地区の東北に位置することからこの名前で呼ばれる明治期からの古い市道で、豊平川右岸から平岡までほぼ一直線に走る。昔は町村界、今は白石区と豊平区の区界となっていて、重要なバス路線でもある。
(堤防散歩風景)
(北野ふれあい人道橋)
(特養ホーム「清幌園」)
(東北通)