標高532mの天狗山の山頂からの尾根続きは、比較的平坦な縦走遊歩道が
奥へ走っている。「天狗平」と呼ばれる554mの高まり、582mの「大曲展望台」
(名前に反して展望はあまり良くない)、621mの「自然の村」分岐、708m「於
古発山」、735m「遠藤山」までの間、高度差200mを5キロ歩いて緩やかに
上って行く。
昨年秋に友人たちと天狗山から塩谷丸山までを歩いた時は雨中の縦走だった
が、今回は晴天の林間を通る風が心地よい。
於古発(おこばち)山の名は、於古発川の源頭にこの山が位置することによる
そうだが、アイヌ語で「ウ・コ・バシ」=互いに・向かって・走る(急流が走る)が
なまったものと云われている。この川は小樽市内に入ると妙見川と呼び名が
変わり、最後に「小樽運河」に注ぐ。明治期にはこの川が高島と小樽内場所の
境界であった由。
於古発山にて
縦走路の緑縁の紅葉
遠藤山にて