築山橋から左股川を1.5キロほど遡ると、小別沢地区の入口の「宝来橋」に至る。この橋の袂の高まりには「左股川緑地」と表示された小公園がある。この緑地はコナラの樹林に囲まれて、炎天下には格好の日除けになる。5年ほど前にここに立ち寄った時には、煩いほどセミの鳴き声が聞こえていたものだが、今はごくごくひっそりとしてむしろ寂しいくらいだ。
宝来橋の橋上からは、落差のある立派な堰堤が正面に見え、人工物ではあるが自然の滝に近いように、着色コンクリートを使って自然の造形の岩崖に似せるなど、景観上の工夫が施されている。行政の土木屋さんも様々な苦労があるようだ。
宝来橋上から見る堰堤正面
堰堤の上の様子(向こう側に水が落ちる)