札幌市の委託による「下水道モニター」の第1回連絡会が「下水道科学館」で行われた。麻生町の北の先端部は、国道231号創成川通と道道277号琴似停車場新琴似線道路が「中嶋橋」で交叉する三角形の敷地で、ここに創成川下水処理場関連施設が集まっている。
この辺りの創成川通は、昭和44年に改修工事が行われて、その完成記念として下水処理施設前の創成川の暗渠出口に銘板代りのモニュメントが置かれたようだ。
下水処理場の言葉の感触がよくないのか、現在は「水再生プラザ」と称している。下水処理の広報・啓蒙・普及のために本体の処理場に隣接して「下水道科学館」が配置されている。札幌市の下水処理施設は、昭和47年の冬季札幌オリンピックを契機として、集中的に建設が進められた。まるで下水処理施設がなければ、先進諸外国から野蛮国、野蛮人と評価されることを行政側は恐れたかのようである。
「創成川水再生プラザ」は、処理区域として、都心部の一部、南北はJR札幌駅から北46条付近まで、東西は東16丁目からJR学園都市線(北大は除く)までを受け持っており、ビル排水等の流入が多いそうだ。
創成川通の改修工事完成記念モニュメント
水処理プラザ前の創成川(左に浄化水の放水路口が見える)
創成川水処理プラザ正面(ゲートの装飾に太いパイプをあしらっている)
水処理プラザに隣接する「下水道科学館」(下水道広報活動の拠点)