北大構内中央道路の中ほどにある「大野池」の水面は、今の時期、睡蓮(ひつじ草)の群落で賑わっている。しかし、金曜日の午後の強い日差しの下、人間様の方は自宅で午睡を満喫する人が多いのか、池端はいたって閑散としている。すっかり大きくなったマガモが噴水を浴びながら涼しそうに軽々と水面を切って行く。
大野池から中央道路を跨いで弓道場の前を流れる「サクシュコトニ川」の人工の流れを上流に辿りながら、テニスコートの方に出てくると、環境科学院の裏手のヤブの中に花の時期の終わったオオウバユリの群落が、揃ってまっすぐに大事な種子袋を掲げて立っている。
大野池
池端のヤナギランとオオハンゴンソウ
地球科学院裏のオオウバユリの群落