美香保公園は、東区北20~22条東4~5丁目にまたがる8万平方メートルの広大な敷地に、昭和17年札幌市の都市計画法に基づく都市公園第1号として設置された。戦時中のことで空襲時の避・防空や高射砲陣地としての役割もあったと聞く。昭和47年の冬季オリンピック札幌大会の時には、ここの体育館でフィギュアスケートの規定競技が行われた。現在では、運動公園として3つの野球場、硬軟テニスコートと体育館があり、草野球のメッカとしても有名である。
「美香保」公園の名称は、公園用地の取得に貢献した宮村、柏野、大塚3氏の頭文字をとって当初「みかお」とされたが、語の響きと漢字への対応もあって、後に「みかほ」と変化したという。私個人的には、ひらかなで「みかお公園」でも一向に差し支えはないと思うのだが、何かと格好を付けたがる向きもあろう。「ゴミ箱」を「護美箱」と書かせる如くに...。
また、「美香保公園」の近くには、ユニークな建築外観を持つ「聖ミカエル教会」があり、一見の価値がある。