「生協(生活協同組合)」という組織は市民生協など様々なものがあるが、「北大生協」は北大の教職員と学生を対象組合員とする、地域というか職域というか、全国の大学にも数多い限定型生協の一つである。全学協同組合の設立が1947年、その10年後には法人組織の北海道大学生活協同組合となる。戦後まもなくの食料・物資不足の環境下、教職員や学生の生活を支援する目的で出資金を集めてスタートした。この当時よく云われた言葉に「学ぶことは食べること」で象徴される時代であった。
現在の北大生協本部の建物は、「クラーク会館」の東隣、旧中央食堂の跡地にあるが、昨年夏の終わりから新築工事に入り、突貫で年明けの1月20日にリニューアルオープンを迎える。新築の建物は、北海道らしいサイコロ建築の従来からの営業部分(3階建て)とその裏に賃貸マンション不動産部門(4階建て)が併設されるようだ。もちろん、これまで通り変わりなく一般市民も利用できる。オープン初日の20日には、先着順で記念の饅頭や福袋が出るらしい。