錦秋の一日、久しぶりに洞爺湖周辺をドライブで楽しんだ。洞爺湖の佇まいを見ていつも感ずるのは、「やすらぎ」であろう。同じ国立公園内の支笏湖と比べて、円形の湖と中の島の丸い曲線がそんな気持ちを思い起こさせる。
洞爺湖温泉街の南側の展望台から、金毘羅山火口や洞爺湖を見下ろせる。湖の佇まいとは異なり、度重なる噴火被害を教訓として、温泉街を守るように何段もの砂防堰堤が設けられている。噴火で破壊された病院の建物や隆起で凸凹になった旧国道など、そのまま自然の爪跡の記憶として保存されている。
湖畔の背景に浮かぶ秀峰羊蹄山の山頂はこの時期早くも冠雪して美しい。
(洞爺湖畔より臨む中ノ島)
(金毘羅山より湖畔ホテル群)
(ニセコ市街より見る初冠雪羊蹄山)