晴天の気持ちのよい初夏のある日、荒井山入口でバスを降り立つ。荒井山はかっての市民スキー場で私も小さい頃からスキー遊びに行ったものだ。現在は地主の寄贈により、札幌市が管理する緑地になっている。入口に跡地記念碑が建っていて、宮様スキー大会の発祥の地とされている。
荒井山の南側の斜面に取付けられた遊歩道を登って尾根筋に上がると、札幌市街が見えてくる。現在では、展望台の看板も立って何と2脚のベンチまで置かれている。ここからは北側斜面に設けられた少年用の2基のカラフルなシャンツェがあり、夏の大会も出来る装備になっている。目を遠方の市街に転ずると、円山を挟んでつどーむと札幌ドームの2つの銀傘が陽に輝いている。