中の川は追分川とともに手稲山の南東部山ろくから発し、西区宮の沢の学田山
(上手稲神社、手稲宮丘小学校所在地の丘陵)を迂回して旧国道5号線を横断、
さらに鉄道沿いを東から西へ流れて発寒勤労者団地を斜断、末端を軽川と合流さ
せて新川に入る延長6.4キロの川で、琴似発寒川に次いで西区管内第二位の長
さを持つ二級河川である。
川の名前の由来は、旧手稲地区の河川中、東の発寒川、西の星置川に対して、
ほぼ中間にあるためこの名称が付いたものと云われている。
元々、中の川は西野屯田通とほぼ平行に発寒扇状地を下り、旧国道5号線を
横断してJR線路沿いに東から西に流れていたが、今ではこの川を旧中の川と
称している。現在の(新)中の川は、西野川との合流地点から西へ直角に向きを
変え宮ケ丘の東端をかすめるように流され、旧追分川の流路を人工的に争奪し
た形になっている。この流路変更は市の土木現業所が担当したと思われる。
西野5条9丁目辺りを流れる中の川