三角山からは一旦下り道になるが、その分すぐに上りの傾斜がきつくなる。
三角山から30分ほどで木々が疎らに青空が覗くようになって、樹間からの
眺望も川沿・真駒内方面から石山・藤野方向に代わってくると、山頂ももう
近い。
砥石山山頂で休憩しながら周囲の眺望を楽しむ。左から恵庭岳、空沼岳、
札幌岳、無意根山、中央には神威岳、烏帽子岳、百松沢山、手稲山など、
近隣山岳のオンパレードで、これまでとは違った方向・角度から山並みが見
えて楽しい。
砥石山山頂部には標高800mを越えるピークが4つあるが、そのうち山頂
とされて遊歩道のルートにあるのは最も南東にある827m峰である。そこに
は遊歩道の案内標識はあっても山頂を示す標識はなく、二等三角点の石柱
がポツンと真ん中に埋められているのみであった。
午後1時砥石山山頂を後にして、上がってきたルートとは反対側の砥石沢
方面に下る。山頂を出発して一番北側の標高822m峰付近までの1キロは
山頂回廊を巡る平坦な楽しい歩行が続く。ここを過ぎると道は勾配のきつい
斜面がしばらく続き、一貫して下り道となる。このルートは、小林峠からの道
ほどには利用するハイカーが少ないせいか、途中何ケ所かは草生してきて
おり、このままでは廃道になる可能性もある。
砥石山山頂の自然歩道案内板
頂上の樹林越しに定山渓小天狗、神威岳、烏帽子岳