長沼町舞鶴地区は、南長沼と恵庭市との境界にあって昔はこの辺り湿地が
多く、丹頂鶴がよく見られたことからこの地名となったという。
「旧舞鶴橋」は道道45号栗山恵庭線が千歳川を渡るところに架かる橋で、
昭和7年から千歳川屈曲部の切替工事が行われ、昭和11年陸軍大演習の際
に重車両を通すために鋼橋に架け替えられた。
橋にかかる力を主に桁で支え、アーチで補強するランガーガーダー式という
構造で作られた北海道で最初の橋で、同じ構造では全国でも2番目に古い橋
とされている。
現在の舞鶴橋の完成により平成5年にその役目を終え撤去されたが、歴史的
価値が評価され、平成7年に「ながぬまコミュニティ公園」内に移設・復元されて
親しまれている。
ながぬまコミュニティ公園内に保存されている旧舞鶴橋
昭和11年渡橋式の時の旧舞鶴橋(宮本豊三郎氏撮影)